訪問販売で契約したエコキュートと太陽光 契約書を業者が持って行ってしまったがクーリングオフできるか

相談事例
相談内容

昨日、エコキュートと太陽光の訪問販売が来て、「国から集団実地工事を依頼されている」「仮契約だから」と言われて、母が契約書にサインをしました。200万円~300万以内の契約で、ローンは15年。月々3万~4万くらいの支払いになりそうです。契約書は、販売業者が預かると言って持って行ってしまいました。

契約書がないため正式な契約内容がわかりません。まだお金は引き落とされてはいないのですが、母の引き落とし口座のサインが書かれてしまった可能性があります。商品も届いておらず、設置工事も、まだ来ていません。

クーリングオフできると知り、業者に電話を入れたのですが、出てはくれませんでした。この場合、どうすればいいのでしょうか?

契約書が手元にないため、契約の内容に関してハッキリしない部分はありますが、契約書がない状態であってもクーリングオフすることは可能です。

クーリングオフに際し、最低限必要なのは、

  • 契約者の住所氏名
  • 相手業者の住所氏名(会社名)
  • 日付
  • 大まかな内容(本件であればエコキュートと太陽光)

です。細かい金額が分からなくても、上記の情報があればどの契約かは特定できるため、書面を作成して発送することは可能です。

まだ契約書が交付されていないので、まだクーリングオフ期間のカウントダウンは開始されていない(=いつまででもクーリングオフできる)状態と言えます。ただ、早めに手続きするに越したことはありません。

クーリングオフの際、業者に電話をする必要はありません。クーリングオフは書面(メール等含む)で行う必要があるのですが、口頭では効力が発生しないので電話する意味は特にありません。逆に丸め込みや再勧誘に遭っても困るので、できることなら先に書面を送ってしまった方がいいです。

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